クリニック通信

111. しあわせへの手がかりになりますように

2025/11/26

街はすっかりホリデームード。
至るところでクリスマスツリーを見かけるようになりました。
「もう12月になるね、はやいね」
なんて会話が聴こえてくると、いよいよ来たな師走、と身構えてしまいませんか?

こう書き出したものの、わたしはクリスマスシーズンがだいすきです。
街のきらびやかさもそうですし、きこえてくる音もやさしくて、たのしくて。
歩くだけでいつもよりたくさんのワクワクが見つかる、素敵なシーズン。
そんなクリスマスだからこその試みに、今年も参加しました。

ご存知でしょうか、ブックサンタを。

全国の様々な困難によって体験格差を抱える原則0〜18歳までの子ども達に向けて、本を贈りたい人が本を買うと、チャリティーサンタをはじめとするNPOを通じて子ども達のもとへと本が届く仕組みです。

贈る本のテーマはプレゼントとして楽しめるものとおおまかなテーマがあって、一覧もあるため参加しやすいのもいいところ。
わたしが贈った本は一覧にはなかったけれど、読んでいて楽しくなる一冊でした。
「こういう道も、世界も、生き方もあっていいんだな」と、そっと思わせてくれるような本です。
それから普段の街歩きも、ちょっとだけたのしくなるかもしれない。そうだったらいいな、と願いを込めて。

今を精一杯生きる子ども達に、一瞬でもこころが緩む時間が生まれますように。
せめてクリスマスが、どうか、やさしいものでありますように。
[K]

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