クリニック通信

080. 緊急入院〜たかが盲腸、されど盲腸〜

2023/5/30

嫌いだったマスクも自由になった。
コロナで緊迫した3年間からやっと解放された5月。縮みきった羽を伸ばして、さぁこれからと思っていたのに、体は妙に重い。
それにお腹に微妙な違和感もある。寒暖差の激しい季節の変わり目。さらに、ある仕事のために夜更かしも続いていた。
「俺も還暦過ぎて、ひ弱になったな」
そうぼやいた翌日のこと。体の動かしづらさが尋常じゃない(後でわかったけど、炎症でお腹に力が入れられない、
すなわち体幹の筋力が日常生活でいかに大切か)歩くとお腹全体にビンビン痛みが響く。なのに食欲旺盛で便通は良好。どうした?
さらに翌日のこと、お腹の痛みが急激に最上級へ、特に右下腹部が。
医者なので少しわかる。
急性虫垂炎いわゆる盲腸、アンド腹膜炎の併発か。この年で盲腸かよ!?

芸能人が盲腸で緊急入院!
そんなニュースを他人事で見聞きしていたような気がする。
平野紫耀19才(2016年)
本田翼27才(2020年)
辻希美35才
ティモンデイ高岸30才
山里亮太41才(2018年)花見川区!
ケンドーコバヤシ50才
ASKA60才
中居正広50才、盲腸癌も併発

幅広い年齢層でいつ何時訪れるかわからない病気なのだ。

ということで
大人しく某病院に入院し、絶食と抗生剤の点滴加療でほぼ完治ですが、再発のリスクとその場合は手術もあり得るという状態であります。

最後に 治療に携わってくださった方々、励ましを頂いた方々、ありがとうございました。そして、ご迷惑をお掛けしました皆様申し訳ありませんでした。
たかが盲腸って思ってたけど、されど盲腸、侮れません。夜は早く寝るようにいたします。

追伸 ナイショですけど、入院前夜、日持ちのしない、とっておきのチーズケーキ食べておいてよかった〜

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